別項で触れた錯体とは別に、有機物と金属をナノレベルで接触させると、特異性が出てきます。故に、この種の研究も盛んです。
方式
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狙い目
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研究機関
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・ジアセチレン化合物で被覆された、球状の銀ナノ結晶物 |
光・電気・磁気・ナノデバイス |
東北大 |
・金属ガリウムを注入したカーボンナノチューブ |
微小空間温度計 |
物質材研 |
・DNAネットを金の微粒子でつなぐ配線構造 |
DNA分子チップ |
大阪大学 |
・CNTに2ナノレベルのプラチナ粒子を付着させたパターン |
FC用電極 |
NEC |
・ポリシラン表面のパラジウム層上に無電解メッキ用レジストとしてのアルカンチオール膜 |
マイクロ配線 |
信越化学 |
ナノテクが国家プロジェクトの時代、どんな子が産まれることでしょう。新聞の先端技術ページが楽しみ倍増になります。10年後、20年後にそれらがどれだけの産業規模になっていることやら・・・。